像の住む肩
2013年10月9日水曜日
タイヤが擦れる音とも
夜も更けこんで、作業をやめてベッドに入る。静かになった部屋になんともいえないような、でもどこか生命を感じるような音が聞こえた。
その正体はさっきグラスに注いだ炭酸水だった。シュワシュワとも言えないような音が細く続いていた。
底からぷーっと上がって弾ける気泡を少しだけ眺めて全部飲み干した。
飲み干したから、もうシュワシュワと言い切れないような音はしない。飲み干したけど、もう音はしない。本当は私の体の中で、同じ音を鳴らしているかもしれないのに。
忙しさにちょっと胸が躍っている。耳をすましても何も聞こえないようにはなりたくないね。
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